Iさんからの手紙

現在、那覇拘置支所に長期不当勾留されているIさんから手紙が届きました。以下、ご紹介いたします。

1月10日(火) 勾留45日目(名護署30日+那覇拘置所15日)  昨日まで連休で3日間一歩も部屋から出られず。運動も風呂も面会もなしで昼間は本を読んでとにかく時間を費やす。午前中、2組(5人)が面会に来てくれて、会話ができるだけでも感謝。Pさんが「釈放を求める署名活動に今、全力を注いでいる。今後の運動をさらに力強く展開していくためにもそれが一番大事なんや」と関西弁での激励がうれしい。Kさん他2人の女性からは本6冊の差し入れ。これも大感謝。  鉄格子の部屋(約4畳)から出る機会があればなるべく出て山城さんやTさんに会えるかもしれぬとキョロキョロしてるがまだ会えず。おそらく拘置所が顔を合わせぬようにしているだろうけれども。この同じ拘置所の空間、できれば会って、ひと言励まし合いたいものだ。

1月11日(水) 46日目  何故か部屋を移された。地裁前の道路から少し遠くなって仲間からの激励が聞こえにくくなったようだ。  辺野古の工事が再開され、新報をスミからスミまで読む。刑法学者の早期釈放の声明(12/28)、日本国際法律家協会の昨日の声明ともに心強い。  1週間ぶりにシャワーを浴びる。体重計に乗ったら1ヶ月のハンストで13キロ減った体重が6キロまで戻っていた。メタボ気味だったのでこの位が丁度いい。この分でいくとタバコも酒も3ヶ月断つことになり、我が人生で一番健康的なのが今かもしれない。少なくても肉体的には。

1月12日(木) 47日目  朝7時20分に起こされ、号令をかけられ、決まった時刻に配膳され、9時になれば消灯。4畳ほどの鉄格子の部屋に数ヶ月も閉じ込められると思うと発狂したくもなるが、考えようによっては勉強や読書するには最高の条件かもしれない。朝起きて軽い運動をして本を読む。朝食がすぐに運び込まれる。また本を読む。昼食がやがて来る。また読書を続ける。4時過ぎ、早い夕食が鉄格子のすき間から差し入れられる。シャワーを浴びたいかとお呼びがかかる。運動はどうか、他に何か要求はあるかとお伺いにやってくる。考えようによっては至れり尽くせりだ。そう思い込むことにした。  でなければとてもやり切れぬ。罪を犯したという自覚はないだけに自由をハク奪されたこの不条理な状況は何とかつじつまを合わせ気持ちを清算していくしかないのだ。  禍い転じて・・・といったところか。また朝飯がきた。

2017.1.12 I.H
1月16日消印のハガキから

ハガキをたくさん差し入れてくれたので、これで出します。宛名をJちゃんにしているのは、他の人のフルネームを知らないだけの理由です。                           本がまた切れそうです。先日送った欲しい本のリスト、なければ古本でいいので沖縄関係のものを送ってください。毎日2冊は読んでしまう。  “出所”が2月末頃になりそうだと聞いているので、ようやく半分が過ぎたことのようです。この狭い空間に慣れてしまうと、果たしてどこへでも行ける、何でもできるという自由のありがたみがどんな風に実感できるのか楽しみのような恐いような気さえします。ごきげんよう!

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