「間違ったやり方は続かない」「希望を忘れず平和への思いを」

沖縄タイムスに、山城博治さんのご家族が接見した時の様子などが記事になっています。関連した記事もあわせてご紹介します。

山城博治議長と接見した妻「間違ったやり方は続かない」「希望を忘れず平和への思いを」3.14

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/88349

沖縄平和運動センターの山城博治議長と接見した妻は13日、本紙の取材に答え、「支援に勇気をいただいている」「間違ったことは続かない。声を上げ続けたい」と語った。要旨は次の通り。

なぜ初公判前なのか。なぜ私だけなのか。なぜ微罪でこんなにも長く勾留されるのか。おかしなことが多くて、接見と言っても手放しでは喜べない。裁判所は接見禁止を全面的に解除してほしい。勾留されているのは夫だけではない。2人を早く保釈して、正義と良心を見せてほしい。

接見した夫は思っていたよりずっと穏やかな顔をしていた。狭い部屋の中でも歩き回って、今までにないくらい体調管理もしっかりしているようだ。真っ先に親戚や友人への気遣いと差し入れをしてくれる人へのお礼を語っていた。

今回、私自身が抗議行動の場に行くようになって、夫が多くの方に励まされていることを初めて知った。県外からわざわざ来る方もいる。みんなそれぞれの大切な時間を割いてくれている。私一人ではとても耐えられなかったと思う。勇気をいただいている。直接言えない方々にも感謝の気持ちを伝えたい。

高江に通うようになってから、夫は1週間に1度、自宅に帰れるかどうか。玄関でバタッと倒れ込んで、声をかけるとソファまではっていく。「なぜこんな時代に生まれたのか」と思ったことはあるが「行かないで」「やめて」と言ったことはない。

次の世代に途絶えることなく平和のバトンを渡すためには、声を上げられる時に上げないといけないと思っている。今回、夫だけでなく多くの方が逮捕、勾留された。10年前に高江の抗議行動が始まった時には誰も予想もしなかったことが襲いかかってきている。何でも足音というのは一歩手前になってみないと聞こえないものなのだろうか。

でも、こういう間違ったやり方は長くは続かない。希望を忘れず、平和への思いを強く持って、今ここでやらなければいけないことをやっていきたい。(聞き手=北部報道部・阿部岳)

 

山城議長の勾留、米軍・星条旗紙も報道「海外に非難拡大」3.14

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/88371

【平安名純代・米国特約記者】米軍準機関紙「星条旗」は13日、基地建設反対運動中に逮捕され、傷害などの罪に問われている沖縄平和運動センターの山城博治議長の長期勾留に対する非難が高まっており、即時釈放を求める連帯の輪が国際人権団体や海外にも拡大していると報じた。記事は沖縄発で、3ページ目の3分の2以上のスペースを割き、約5カ月に及ぶ流れを詳報している。

同紙は、昨年10月17日に約2千円相当のフェンスの有刺鉄線を切ったとして器物損壊容疑などで逮捕された山城氏が身体が冷え込む独房で勾留され、家族との面会や使い切りカイロの差し入れすら認められないなど、米国の基準からかけ離れた状況を描写した。

山城氏の釈放を訴える支援者らが長期勾留の不当性を主張し、日本政府は山城氏を隔離することで基地反対運動を封じ込めようとしているなどと訴えていると指摘。昨年12月には、2週間で約4万1千筆もの署名が集まり、現在も毎朝、那覇地裁前に支援者が集まり、即時釈放を訴えていると強調。さらに「アムネスティ・インターナショナルのような国際人権団体も山城氏の即時釈放を訴え、抗議の輪は遠く離れたニューヨーク市にも広がっている」と指摘し、長期勾留に対する非難が高まっていると報じた。

同紙は、米国務省に見解を求めたものの、コメントは得られなかったと伝えている。

 

記事を書いた平安名 純代記者は、コラム記事で以下のように書いています。

 

山城氏の長期勾留は、単なる日本の国内問題ではない。沖縄を軍事の島として維持したい日米両政府の沖縄に対する沈黙の強制だ。

獄中で27年間を過ごし、南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対する世界的な顔となったネルソン・マンデラ氏は、「刑務所に入らずにその国の真の姿を理解することはできない。国家は、どのように上流階級の市民を扱うかではなく、どのように下流階級を扱うかで判断されるべきだ」と語った。

全文は以下のリンクからお読みください。

山城議長勾留、沖縄に対する沈黙の強制 人権侵害放置は戦争への道[平安名純代の想い風]

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/88370

 

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