博治さん保釈決定も検察異議申し立て。3.21即時釈放要求地裁前行動で2人を取り戻そう!

保釈決定の報に一瞬喜びましたが、検察が異議申し立てをしたため、連休明けの火曜日の最高裁の判断待ちとなりました。高橋さん(添田さん)と山城博治さん、2人の保釈を一刻も早く実現するためにも、3.21の地裁前行動が重要です。2.24を上回る大結集で2人を取り戻しましょう!

山城博治さん奪還ビラ

 

【初公判報道から】山城博治さん無罪主張

今日の初公判の模様を伝える記事が琉球新報のサイトにアップされています。

山城博治さん無罪主張 那覇地裁初公判

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-462454.html

名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り、威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判が17日午前10時、那覇地裁(潮海二郎裁判長)で始まった。罪状認否で山城議長は長期勾留を批判した上で「このような状況は許してはならない。まごうごとなき弾圧だ」と述べた。山城議長は威力業務妨害と公務執行妨害・傷害の罪については無罪を主張した。

 

 

【速報】公判報告集会/3.21 即時釈放要求地裁前行動へ

公判終了後、城岳公園で公判の報告集会がありました。

傍聴された北上田市や三宅弁護士、当会(早期釈放を求める会)の共同代表仲宗根氏、山内氏などが発言に立ちました。

総じて言えば、杜撰な告発といえましょうか。検察側は各号証と証拠VTRの関係などが整理ができておらず、法廷でうろたえる有り様だったようで、これが時間のかかった原因でもあったようです。

これに対し、不当にも訴えられた3人は、それぞれに国家による基地建設の不当性、強引なやり方をあげ無罪である旨を主張しました。中でも稲葉さんは「石(ブロック)の積み上げは、基地反対の意思である!」と当意即妙に返したとか。

さて、裁判官の視線は弁護団や被告に向くことは少なく、検察側を向く事が多かったそうです。国家の意思の前に屈服し、人権無視を国際的に糾弾されている不当な長期勾留なれば、見つめる事が出来なかったのでしょう。

さて、この集会。本来なら保釈された稲葉さんがいて当然なのですが、保釈条件には関係者と会う時は弁護士同伴でという不当なもの。皆で元気な顔を見る事が出来なかったのは残念です。そして、裁判官のやり様に怒りを覚えます。

今日の夜までが山城さんと高橋さん(添田さん)の接見禁止期間です。そして、拘留期限は3/20まで。この連休明けになんとしても稲葉さん含め、保釈条件なしで自由の身になってもらいたいものです。裁判官は、黙秘権を無視し、(不当な)起訴事実を認めず、黙秘をしているから釈放しないという姿勢。人権無視で法体系をも踏みにじる訴訟指揮を許さず、更にさらに声を上げていきましょう!

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3/21(火) 山城博治さんたちの即時釈放要求地裁前行動 午後3.00~ 那覇地裁前

この日に釈放されるよう、多くの方が集まられるよう呼びかけます!

山城博治さん奪還ビラ

※報告集会での発言から、事務局Uがまとめてアップしましたm(__)m

今後の公判予定:3/27月曜13時半 4/17月曜13時半

共に事前集会を城岳公園にて正午より開催

長期勾留の山城議長、妻と面会 5カ月で初、地検が不服申し立てず 

琉球新報にも、山城博治議長とご家族との面会の記事が載っています。関連記事と合わせ、ご紹介します。

長期勾留の山城議長、妻と面会 5カ月で初、地検が不服申し立てず 3.14

米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画や米軍北部訓練場でのヘリコプター着陸帯建設を巡る抗議行動で逮捕・起訴された山城博治沖縄平和運動センター議長が13日、那覇拘置支所で妻のTさんと接見した。2016年10月17日の器物損壊容疑での逮捕以降、弁護人以外と接見したのは初めて

Tさんは「会えたのは一歩前進だが、20分間だけで勾留は続いている。微罪での長期勾留は不条理で、公判の5日前に接見が認められたのも不可解だ」と話した。「支えてくれる人たちの声は、拘置所の中に届いている。皆さんのおかげでここまで来られた」と支援者へ感謝した。

Tさんによると山城議長は一般の人からもらった健康に関する本を読み、狭い拘置所内を歩くなど健康に気を付けている様子で、穏やかな表情だったという。

弁護側の10日に行った接見禁止解除の申し立てについて、那覇地裁は同日、妻との接見を認める決定をした。弁護側によると那覇地検は決定に不服な場合に行う準抗告をしなかった。

地裁は接見禁止を解除した理由は示していないが、証拠隠滅の恐れがないと判断したとみられる。

弁護側は、地裁に10回以上にわたり接見禁止解除を申し立てたが認められていなかった。また10日の申し立ては全面的な禁止解除を主に求めており、妻への接見禁止解除は予備的な請求だった。

弁護人の川津知大弁護士は「職員立ち会いの下での接見で証拠隠滅の恐れがあるはずはなく、いまさら感のある決定だ」と地裁を批判した。弁護側は、接見対象を広げるため、申し立てを継続する方針。一方、保釈を求めて弁護側が10日に行った最高裁への特別抗告の結論はまだ出ていない。

編注:記事では実名ですが、ここではイニシャルで表記しています。

 

<社説>山城氏勾留5カ月 「禁錮」状態から解放せよ 3.14

 日本の刑事司法と人権感覚が、国際社会から厳しく問われている。

基地新設と機能強化に反対する行動を巡り、公務執行妨害などで逮捕・起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長が13日、妻との接見をようやく果たした。昨年10月17日の最初の逮捕から実に148日がたったが、本人の保釈は退けられたままだ。
弁護団による10回を超える接見禁止解除の申し立てを退けてきた那覇地裁は10日付で、一部解除を認める決定を出していた。その判断は遅きに失する。「人権の砦(とりで)」であるはずの裁判所の感覚を疑わざるを得ない。
17日の初公判を待たず、山城議長本人が保釈されねばならない。弁護団が指摘する通り、山城議長の容疑は器物損壊など微罪と形容するしかない。証拠隠滅も逃亡の恐れもないのである。
辺野古新基地と高江ヘリパッドの建設に抗(あらが)う行動は思想・信条の自由を体現したものだ。山城議長の逮捕と長期勾留は、強権的に新基地建設と基地機能強化を推し進める安倍政権の意に沿わない反対運動を組み敷き、萎縮させる狙いがあることは間違いない。
がんを患い、体調悪化が懸念される山城議長は12日まで体調を熟知する妻との接見さえ認められなかった。法廷で裁かれる前に、独房で5カ月近い禁錮刑に処せられたに等しい。人権が軽んじられる独裁国家でみられる政治犯への弾圧に近い処遇である。その厳然たる事実は動かない。
捜査当局の筋書き通りに全ての罪を認めない限り、精神的な支援を遮断して自白を迫るための勾留を続ける「人質司法」の悪弊に裁判所が手を貸した。山城議長の長期勾留はその象徴的なケースとして刑事司法に汚点を残すだろう。
こうした異常な人権抑圧に対し、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが釈放を求める緊急行動に取り組んでいる。国連人権理事会で、非政府組織の国際人権活動日本委員会が「国際人権規約に違反する」として即時釈放を求める声明を出したばかりだ。
警察法が定める「不偏不党」「公正中立」「権限濫用の禁止」がないがしろにされ、歯止めをかけるべき裁判所が機能を果たしていない。治安維持を名目に、政治弾圧が繰り広げられた戦前の「警察国家」に戻る瀬戸際に立たされているという危機感を抱く。

「間違ったやり方は続かない」「希望を忘れず平和への思いを」

沖縄タイムスに、山城博治さんのご家族が接見した時の様子などが記事になっています。関連した記事もあわせてご紹介します。

山城博治議長と接見した妻「間違ったやり方は続かない」「希望を忘れず平和への思いを」3.14

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/88349

沖縄平和運動センターの山城博治議長と接見した妻は13日、本紙の取材に答え、「支援に勇気をいただいている」「間違ったことは続かない。声を上げ続けたい」と語った。要旨は次の通り。

なぜ初公判前なのか。なぜ私だけなのか。なぜ微罪でこんなにも長く勾留されるのか。おかしなことが多くて、接見と言っても手放しでは喜べない。裁判所は接見禁止を全面的に解除してほしい。勾留されているのは夫だけではない。2人を早く保釈して、正義と良心を見せてほしい。

接見した夫は思っていたよりずっと穏やかな顔をしていた。狭い部屋の中でも歩き回って、今までにないくらい体調管理もしっかりしているようだ。真っ先に親戚や友人への気遣いと差し入れをしてくれる人へのお礼を語っていた。

今回、私自身が抗議行動の場に行くようになって、夫が多くの方に励まされていることを初めて知った。県外からわざわざ来る方もいる。みんなそれぞれの大切な時間を割いてくれている。私一人ではとても耐えられなかったと思う。勇気をいただいている。直接言えない方々にも感謝の気持ちを伝えたい。

高江に通うようになってから、夫は1週間に1度、自宅に帰れるかどうか。玄関でバタッと倒れ込んで、声をかけるとソファまではっていく。「なぜこんな時代に生まれたのか」と思ったことはあるが「行かないで」「やめて」と言ったことはない。

次の世代に途絶えることなく平和のバトンを渡すためには、声を上げられる時に上げないといけないと思っている。今回、夫だけでなく多くの方が逮捕、勾留された。10年前に高江の抗議行動が始まった時には誰も予想もしなかったことが襲いかかってきている。何でも足音というのは一歩手前になってみないと聞こえないものなのだろうか。

でも、こういう間違ったやり方は長くは続かない。希望を忘れず、平和への思いを強く持って、今ここでやらなければいけないことをやっていきたい。(聞き手=北部報道部・阿部岳)

 

山城議長の勾留、米軍・星条旗紙も報道「海外に非難拡大」3.14

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/88371

【平安名純代・米国特約記者】米軍準機関紙「星条旗」は13日、基地建設反対運動中に逮捕され、傷害などの罪に問われている沖縄平和運動センターの山城博治議長の長期勾留に対する非難が高まっており、即時釈放を求める連帯の輪が国際人権団体や海外にも拡大していると報じた。記事は沖縄発で、3ページ目の3分の2以上のスペースを割き、約5カ月に及ぶ流れを詳報している。

同紙は、昨年10月17日に約2千円相当のフェンスの有刺鉄線を切ったとして器物損壊容疑などで逮捕された山城氏が身体が冷え込む独房で勾留され、家族との面会や使い切りカイロの差し入れすら認められないなど、米国の基準からかけ離れた状況を描写した。

山城氏の釈放を訴える支援者らが長期勾留の不当性を主張し、日本政府は山城氏を隔離することで基地反対運動を封じ込めようとしているなどと訴えていると指摘。昨年12月には、2週間で約4万1千筆もの署名が集まり、現在も毎朝、那覇地裁前に支援者が集まり、即時釈放を訴えていると強調。さらに「アムネスティ・インターナショナルのような国際人権団体も山城氏の即時釈放を訴え、抗議の輪は遠く離れたニューヨーク市にも広がっている」と指摘し、長期勾留に対する非難が高まっていると報じた。

同紙は、米国務省に見解を求めたものの、コメントは得られなかったと伝えている。

 

記事を書いた平安名 純代記者は、コラム記事で以下のように書いています。

 

山城氏の長期勾留は、単なる日本の国内問題ではない。沖縄を軍事の島として維持したい日米両政府の沖縄に対する沈黙の強制だ。

獄中で27年間を過ごし、南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対する世界的な顔となったネルソン・マンデラ氏は、「刑務所に入らずにその国の真の姿を理解することはできない。国家は、どのように上流階級の市民を扱うかではなく、どのように下流階級を扱うかで判断されるべきだ」と語った。

全文は以下のリンクからお読みください。

山城議長勾留、沖縄に対する沈黙の強制 人権侵害放置は戦争への道[平安名純代の想い風]

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/88370