公判日程と関連記事

既に報道でご存知の方も多いかと存じますが、6日の公判前整理手続きにより、以下の通り山城博治さんたち3名の公判日程が正式に決まりました。

初公判:3月17日午前10時 3人の罪状認否と冒頭陳述                  第2回公判:27日午後1時半
第3回は4月17日午後1時半
4回目以降は未定

2回目以降は名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前でブロック1486個を積み上げたとする威力業務妨害の罪についての審理を先に勧める予定です。

 

琉球新報 2017.3.6

山城博治議長の初公判17日に決定 弁護側、保釈申し立てへ

米軍基地建設の反対運動で、威力業務妨害や公務執行妨害、傷害、器物損壊の罪で逮捕、起訴され勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判について、那覇地裁は6日に2回目の公判前整理手続きを実施し、山城議長ら3人の初公判を17日午前10時から開くことを正式に決めた。弁護側は近日中に保釈を求めるとしている。
弁護側によると、第2回公判は27日午後1時半から、第3回は4月17日午後1時半から開かれる。4回目以降は未定という。初公判では3人の罪状認否と冒頭陳述までが行われる。2回目以降は名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前でブロック1486個を積み上げたとする威力業務妨害の罪についての審理を先行する。
山城議長はこれまでにも那覇地裁に保釈を請求したが棄却され、特別抗告も最高裁に退けられた。市民団体や国際人権団体アムネスティ・インターナショナルも即時釈放を求めている。弁護人は「争点整理が終わり、証拠の採否もあらかた明らかになった。この段階で証拠隠滅の恐れもへったくれもない」と話し、近日中にあらためて保釈を請求する方針を明らかにした。

 

沖縄タイムス 2017.3.7

傷害や公務執行妨害などで争う方針 山城議長の弁護側 那覇地裁で公判前整理手続き

米軍基地建設への反対運動で、公務執行妨害や威力業務妨害などで逮捕・起訴され、4カ月以上勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の公判前整理手続きが6日、那覇地裁(潮海二郎裁判長)であった。山城議長の弁護側は手続き後、器物損壊罪について認める一方で、公務執行妨害、傷害、威力業務妨害罪については争う方針を示した。

三宅俊司弁護士は、昨年8月に北部訓練場付近で、山城議長がフェンスを設置していた防衛局職員を転倒させたとして傷害と公務執行妨害罪に問われていることについて「国の高江の工事は違法で『公務』ではない」と反論。「加療約2週間とされる傷害結果も生まれていない」と指摘した。

同年1月に名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前にコンクリートブロックを積み上げたとされる威力業務妨害罪については、「新基地建設に反対する表現の自由の一貫だ」と主張。罪に当たる行為はしていないとした。

潮海裁判長は17日の初公判で、3人の罪状認否や冒頭陳述までを行うと決定。その後、山城議長と宜野座村の男性(66)が問われている威力業務妨害罪の審理を先に進める方針を固めた。第2回公判は27日、第3回は4月17日に開かれる。